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夜乃 空の読んだ本。と日記
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講談社BOX 講談社刊 2006/11発行

まず衝撃を受けたのはその装丁。銀の箱にステッカーで表題。しかもイラストが凄い。龍のような麒麟のような鱗や毛の生えた三つ目の青と黄色の生き物。「illustration/OTARO MAIJO」…納得。この作品「講談社BOX」というレーベルの最初の配本の模様。他に清涼院流水・西尾維新・安達哲とあったけど手にしたのがコレ。舞城作品を知ってる人なら、若干ひねくれた人だなと理解してくれるだろうか。でもこの講談社BOX、来年毎月流水と維新が出るらしく、見逃せない。

さて表題のもの。登場人物は「成雄(なるお)」。もう舞城ファンはおわかりだと思う。あの鬣の生えた成雄が登場する。正確には鬣があって名前が同じで足の速い別人、かもしれない。

本編は繋がっているようで繋がっていない、繋がっていないようで繋がっているという内容だ。わかりにくいかもしれないけど、そんな感じ。とりあえずベースが「成雄・楠夏・白玉」といった具合。

舞城初心者にはちょっぴりオススメしない。装丁に惹かれて買ってみるのも悪くないけど、普通の(普通の定義は難しい)話を想像しながらだとしんどいかも。『山ん中の獅見朋成雄』(講談社刊)を読んでからの方がちょっぴり面白いと思う。かくいう私も全て舞城作品を読んでいるわけではないのだが、とにかくそのスピード感に衝撃を受けたので、初めて読む人はどこから読んでもビックリするだろうし、好き嫌いは結構ハッキリ出ちゃうかも。

本作では「他人をすぐあきらめる」というところにグサリときた。読書はその世界に浸りながらも時に自身を再確認してしまうので厄介だ。

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